ジスロマックの副作用と服用の注意

感染症とは人とは異なる生命体が体内に侵入することによって引き起こされる種々の症状をいいます。感染症を引き起こすのはほとんどの場合、微生物です。感染症を引き起こす微生物のことを病原性微生物といいますが、この病原性微生物には、細菌、真菌、ウイルスなどが挙げられます。この中でも細菌感染症に使用する抗生物質は多くの種類があります。一般的な風邪症状はもちろん性感染症でも度々使用されているジスロマックは有名な抗生物質の1つです。
ジスロマックはマクロライド系という種類の抗生物質です。マクロライド系抗生物質には他にもクラリス、ルリッド、エリスロシンなどがあります。この種の薬は細菌細胞内のリボソームの50sサブユニットに結合することで細菌のタンパク質合成を阻害します。
ジスロマックの副作用に関してですが、まず下痢には注意が必要です。ジスロマックは腸内細菌に対しても作用してしまうため腸内環境が乱れてしまい、下痢を起こしやすくなってしまうのです。この場合には抗生物質に耐性を持つ整腸剤(ビオフェルミンRやエンテロノンR)を服用することによって善玉菌が補われ、腸内環境が正常化するので効果を示します。また心疾患を持っている方は特に不整脈に気を付ける必要があります。QT延長を引き起こすことがあり、場合によっては心室細動につながり致命的となる可能性もあります。動悸がしないか気を付けておきましょう。
また服用の注意点ですが、ジスロマックは通常3日間服用を継続すると1週間効果が持続します。この時必ず3日間連続で服用するようにしましょう。またジスロマックSR成人用ドライシロップは1回の服用で1週間効果が持続しますが、下痢が特に起こりやすいため、食間に服用しましょう。